お稽古場での常識-小道具を大切に

扇などの小道具を大切にしましょう
踊りで使う、お扇子。
大切にしていますか?
カバンの中にそのまま入れたり、
片手でブンブン振り回して歩いているひとはいませんか?
(お稽古場などで、やりがちです)
お扇子を持って移動するときには、
きちんと左手を添えてあげるか、帯に挿してあげると、
傷つける心配がなくて安心です。
カバンに入れるときには、お扇子袋を使いましょう。
持っていないひとは、手ぬぐいに包んでも良いですね。
発表会では、お扇子を何本か使い分けたりもしますから、
お扇子を買ったときの箱に、名前と特徴を書いて、
箱で持ち歩くのも、一つの手です。
ものを大切にするひとは、人からも大切にされます。
優しく持ち歩きましょう。
ところで、お扇子はどうやって作られているのでしょう?
紙に絵を描いて…骨をはりつけて…?
いえいえ、まずは、
骨になる竹を、細く切るところから。
⭐︎写真つき説明を読んで知る(「2-1扇子の作り方1骨作り」から)
https://www.hakuchikudo.co.jp/about/flow.html
⭐︎動画で知る
私も初めて知りましたが、お扇子の地紙(じがみ)は、表と裏の2枚ではなく、
3枚の紙からできているんですね。
あなたが持っているお扇子は、一人ひとりの職人さんが、
丁寧に仕事をしてくれて、完成したものです。
なくさないよう、傷つけないよう、大切に扱いましょう。by咲羅花