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オンライン日舞って何?

Zoomで先生とご自身を映す
オンライン日舞「基本稽古」

オンライン日舞のメリット・デメリット。


ご自身のお好きな環境でレッスンを受けられる!「あなたのお部屋が日舞教室!」

これ凄く素敵な響きですが…


移動時間が不要。悪天候でも問題ない。

スケジュール調整がしやすい。

また、出張などで、ご自身の部屋以外でもインターネット環境さえ整っていれば

場所を選ばない。だから、海外在住の方や日本でも遠方の方ともお稽古が可能です。


問題は?スペースです。「ご自身がお稽古しようと思う場所の広さ」です。

また、広いお部屋でも「デバイスの画面」が小さいと丁度よい距離に移動したときに画面の中の「先生」が見えない。これが、最初にクリアしなければ、ならない問題です。

お稽古のスペースは、畳2畳ほどあれば、可能です。そして、このスペースは、最初からは、必要ありません。と言うのは、最初~10回程度は、椅子に腰かけて上半身が画面に映れば、「基本の稽古」は成立します。「基本の稽古」は、対面式でも同じように椅子に腰かけ「鏡稽古」です。

「基本の稽古」が終了し作品のお稽古に入る時までに「全身が映るスペースの場所」を検討すればよいでしょう。問題は「デバイスの画面サイズ」です。

※デバイスとは、スマートフォンやパソコン、タブレットなどのデジタル機器や、それらに接続して使うPCモニターやキーボード、ワイヤレスイヤホンなどの総称です。 スマホを事例にシンプルに言い換えると、「スマホ本体とその周辺機器」のことをデバイスと表現されています。

ある程度の大きさの画面これは、個人差がありますが、スマートフォン単体や小さいiPadで挑戦した方は、「これは、無理」と報告があります。

小さいiPadでレッスン
オンライン日舞「iPad」
スマートフォンをTVにキャスト
オンライン日舞「TVキャスト」

TVにキャストして、問題解決です。

※「キャスト」は、同じネットワークにつながっているテレビに、スマートフォン の画面を映し出す機能のことです。 スマートフォンの画面をそのままテレビに表示(ミラーリング)することも、アプリ画面だけをテレビに表示することもできます。これは、無線・有線あります。ご自身のデバイスの型番をネット検索すれば、有効な方法を調べることが出来ます。

環境が整ったら「体験」「見学」をお勧めします。頭の中であれこれ考えても解決できないことが沢山あります。「傍に先生が居ない」そうです。居ません。居ないことへの不安。色々と不安材料が出てきます。オンライン日舞を検討している方に、今まで、どんな問い合わせがあったのか記載しようと思います。特に外国人の方の質問です。と言うのが、当方のホームページ・ブログは、世界各国で興味を持っていただいていることを知りました。(アクセス解析で海外の各地で~)オンライン日舞について「質問」に躊躇している方のために思いついた「題材」です。

同じ方向を向いてお稽古「先生が傍にいる」
対面式日本舞踊レッスン

まず「傍に先生が居ない」これは、大きな違いです。

通常の対面式であるならば、横(上手前)に先生が立ち一緒に動きます。見る方向が「左斜め前(上手前)」鏡に映った「正面・右(下手)・後ろ」当方のお稽古場で、対面で作品をお稽古する時の目線です。対面では、「覚えていなくても、理解していなくても」傍に居るだけで「安心」ゆえに何回も同じことの繰り返しをしていれば、自然と出来るようになります。

先生が反転でお稽古「鏡稽古」
オンライン日舞「鏡稽古」


オンラインの場合は、画面を見るので、正面以外の方向に向いたとき「不安」から無理な体勢で画面の方向に顔だけ向いてしまいます。

「不安」から自然と覚えるにつながりません。

オンラインでは、「見て覚える」に加えて「聞く」耳から得た情報から行動を想像して動く

これを「学びます」これが、「基本稽古」と当方では、呼んでいます。これを(基本稽古)実施してから、オンラインでも理解力がアップしました。さらに、対面式でもこの「基本稽古」を最初に行うことで、「見て覚える」だけでなく「聞く力」「想像する力」が強化され、自信につながりました。「出来ない事が出来る」だから「楽しい」。「新しいこと」への挑戦は、不安と恐怖がついてきます。

私が「オンライン日舞」を始めた時にそう思いました。不安と恐怖は、「出来る」がわかると「楽しい」に変化します。「楽しい日本舞踊」これです。最初から「楽しい」は、中々感じ取れません。ゲームのような娯楽とは、違いご自身のスキルアップとアップデートのための自己投資ですから


実際にあった出来事です。

オンライン日舞の体験で「基本稽古」を推奨しても「私は、それがやりたいんでは、無い。私は、踊りたい」と言われたことあります。もちろん、希望通り「では、一緒に踊りましょう」と画面越しに小曲を踊りはじめました。「オンラインでは、難しい」そうです。難しいのです。


オンラインでは、全ての動作を「鏡」で伝えます。先生が後ろ向きで見せると動きが見えません。

また、通常通りに先生が右は、右とやってしまいますと受講者が頭の中で左右反転する作業が増えるため「ぷちパニック」になってしまいます。「鏡稽古」も慣れていないと「ぷちパニック」になります。


想像力を磨く
オンライン日舞

そこで「聞く力」と「想像する力」これが、必要になるわけです。

例えば、「次○○来ますよ」「そこ、○○です」「今、ご自身の○○は?」

「○○」これを、基本で先に学ぶことで「不安」が無い状態で作品を楽しめるのです。

基本とは、共通言語に似ています。それと、先生に全面的に頼るのではなくご自身で、判断(ジャッジ)することが可能になります。

先生が「良し」という判断の基準を「基本」としているからです。ご自身で満足のいく形に近づけることが可能になります。


昔から日本舞踊に「基本稽古」ありましたか?一部では、行われていましたが通常は、稽古場で「見て取れ」が主流でした。これは、幼いころから何年も時をかけ多くの作品をこなすことで培われるものだと思われていました。それでは、20代や30代または、50代60代から始めるのは、無理ですか?そうなります。そこで「基本稽古」の出番です。これは、プロを目指す方でも健康や美容、ご自身のスキルアップとどのような目標があっても最初に学ぶべきことだと考えています。


「日本の先生は、出し惜しみをする。ヨーロッパの先生では、ありえない。国の違いですか?」

皆さんそう思いますか?

「出し惜しみ」ではなく少なくとも日本舞踊の先生は、「レベルや目的に合わせての指導方法」を考えるからです。健康や美容を目的の方に「厳しくダメ出し」をしたり期限を決めて宿題を出したりしたら益々「不安」材料が増えてきます。「私には、向いていない」「私は、出来ない」自己を否定することにつながってしまします。「日本の先生」は、状況に応じて受講者に合わせた指導方法をとります。

「アマチュア向けレッスン」と「プロ向けレッスン」と受け取られているようですが、どのような状況でも「手を抜いている」わけでは、無く。「多種多様性の時代に合わせて変化」しようとしています。

ただし、受講者の考えや思いをきちんと受け止めたうえでの指導方法を考えます。受講者もご自身の考えや思いをきちんと言葉にしてください。


「教師に意見を求めるのは失礼だと考えられており、多くの教師はそのような質問を個人的な批判として理解していることを私は理解しました」海外の外国人の方からいただきました。

「日本舞踊」事態が、日本の伝統的なもので、「昔の日本」では、「先生」「教師」「師匠」ここの位置づけや接し方等が崇拝的な存在としてありました。現在でも、崇拝的な存在としての考えが残っているところもあります。全てでは、ありません。「多種多様性の時代です」

オンライン日舞のような「時代に敏感に」新しいことを取り入れようと考えている私たちは、お互いに意見交換をする。新しい方法を生み出す。考える。とても大事なことです。「意見を沢山ください。」


「10年近く経っても基本的なステップ(おすべりなど)さえ習得できません。 1ヶ月も休むと全部忘れてしまいます。」海外在住の方からいただきました。

これこそ、「基本稽古」が必要なパターンです。受験勉強で1年お休みしたい。怪我で3か月お休み。出産・育児で1年の産休。引っ越しや就職で生活のリズムが落ち着くまで休みたい。

当方も何人もいましたが、「基本」が入っていてお休みする方は、復帰した時に作品は、忘れているけれど、「身体は、覚えている」という状況が見て取れます。「和服の演技に必須な動き」作品それぞれの表現の多少の違いは、見られるものの共通事項のくくりに出来る物を「基本」に加えています。


日本舞踊の伝統文化を守り新しい時代へ
昭和初期の日本女性

「レッスンは多くても週に1回なので、他の人はどうやって学んでいるのだろう?」これも質問です。

人それぞれ生活環境が違うので、難しいです。確かに、「回数は、技量に比例」すると思います。「毎日お稽古出来たら上手になる?」ん~~でも…これは、違う気がします。

昔の芸者さん(1900年ごろ)今から約100年前の「踊るプロ」は、毎日、稽古場に通い1日を通して先輩のお稽古を「見る」。時には、後ろに立つ。振りは、先生から学ばない。振りは、先輩の踊りを見て学ぶ。先生から「見るから踊ってごらんなさい」と言われて先生の前で踊る。そこで「表現の解釈」を指導されるそのようなお稽古だったと伺っています。これを話してくださった方は、今は、もう居ません。

現代では、月2~3回が通常ですが、希望があれば、可能な限り毎日お稽古します。ですが、毎日「同じことを一緒に繰り返す」それが、本当に希望することなのか?一緒に考えましょう。

「動画を見ながら復習をする」「テキストを読んで学ぶ」「日常の生活動作に取り入れる」「音を聞く」「動画の添削」ほかに何があるでしょうか?「毎日、先生に会いたい」毎日、先生に会うことが上手になるということは「安心」を得たいだけで「上手」とは、別物です。私は、日常の生活との切り替え「スイッチの切り替え」も「演技」に必要な事だと考えます。


スマートフォンをTVにキャスト
オンライン日舞

「 最初は何年もレッスンを受けていればいつかは習得できるだろうと思っていました。その後、状況があまり変わらなかったので、私のレベルは十分ではなく、先生は私ともっと時間を過ごすことに価値を感じていないという結論に達しました。」

このご意見に私は、とても悲しく思いました。

ここからは、私の個人的な意見です。

理解が出来ない人・覚えられない人の対応。

理解できない人に理解できるように説明や方法を考える。覚えられない人に覚えられるような方法を考え指導する。これが、指導者の役目です。指導は、全ての方が平等に受けることが出来ます。


但し、教わる側(受講者)の方々にもお願いがあります。

「私は、色々な先生に習いました。」「そうですか。でも、私は、あなたと初対面です。」

何年お稽古してきたとしても最初は、素直に邪念を払い「話を聞いてください。」

「最初は、言われた通りに動いてください。」

私は、見ています。どこが、理解していないのか、どこが、間違っているのかを見ています。

「共通の言語」を学ぶつもりで「基本稽古」を受けてください。

もしかしたら、今までの経験が間違っていなかった証として「基本稽古」が通常よりも時間がかからないかもしれません。

「好き」→「上手になりたい」→「楽しい」

最後は、自分との戦いです。好きなら頑張れる。努力は、必ず結果として見えてくる。

私は、才能や能力は、想像力と楽しい努力だと考えています。そして、誰よりも美しくなりたいと思う素直な気持ちが大きな力になります。

技術向上
オンライン日舞

さらに「見せる」他人の評価を得たいなら技術を磨く必要があります。

これ、とても大事です。

技術を磨くためには、自身の好きな事だけ

(例えば:女踊りしかやりたくない)ということは、言えません。技術を磨くためには、他人よりも努力を楽しむことが必要です。得意・不得意を含めて、男も女も~老若男女問わず色々なものに挑戦して、自身の得意分野を広げながら見つけ、磨きをかける。これは、自信の技量だけでは無く、人としての成長も必須となります。他人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせたりしない心配りなどが必須となります。心身ともに健康であることが必要です。


これは、将来的に「教える」につながります。

日本舞踊は、足腰がしっかりしていれば、90代でも踊れます。息の長い伝統芸能です。


日本での日本舞踊だと「白塗り・本衣裳・かつら」 ボランティア活動なら「素踊り」

自身が演じる場所(海外も含めて)と観客のニーズに応える。そこが、大事です。

「美」をどのように「表現して見せるか」時代も含めて、新しい方法を模索しております。

海外在住の方。遠方の方。オンライン日舞を通じて、私と一緒にアップデートいたしましょう。


「見せる」踊り
日本舞踊「慰問」

如何でしたか?とっても長文ですが、オンライン日舞のメリットデメリットが伝えられたでしょうか?


最後にそれでも「自分自身は、踊れる。踊りを見て指導してほしい」という希望者には、動画の添削をお勧めします。動画をYouTubeアップでURL限定で私に送信してください。一緒に画面共有で、どこを直したいのか一緒に確認いたしましょう。

英語限定ですが、通訳とご一緒に3者オンラインも可能です。

実際に今、オンラインでお稽古されている方から(口コミ)

・オンラインは、コロナ禍で、学校や仕事で使用していたので、問題ないと思いました。

・先生側で、カメラやパソコンをTVにキャストしているので、きちんと見ていただけると思いました。

・先生が右と左を反転して、指導してくださるので、わかりやすいと思いました。

ほか海外の方もGoogleで 口コミをご覧ください。


ご質問がある場合は、遠慮なくご連絡ください。

Googleには、翻訳機能があります。お問い合わせは、英文可能です。

(どこまで、正確な翻訳かは、ちょっと不安が残ります)24時間可能です。

お返事や体験・見学・お稽古は、日本時間で朝10:00~19:00とさせていただきます。

ご理解ご協力をお願いいたします。花伎 稀世花 Kiyoka Hanagi


体験申し込み (Googleフォーム)

問い合わせ(Googleフォーム)

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