団体稽古でのご挨拶について

お辞儀をして、「お願いします」。
お稽古は、この、ご挨拶から
始まりますよね。
あたりまえなので、深く気にすることなく、口にしているかもしれませんが、
「お願いします」とは、何を「お願い」しているのでしょう?
もちろん、「お願い」するものは先生のご指導ですよね。
今よりもっと上達するため、舞踊のことや文化のことを教えて頂くため、
教え導いてくださいという意味の「お願いします」です。
「お願いします」は丁寧に言うと、
「お願いいたします」
「お願い申し上げます」
とも言えます。
また、
「よろしくお願いします。」
と「よろしく」をつける人もいるでしょう。
「どうぞよろしくお願いします」
「何卒よろしくお願いします」
と言うと丁寧な感じがしますよね。
では、
「よろしく」とは、どんな意味でしょう?
辞書には、
″人に好意を示したり、何かを頼んだりするときに添える語。″
との意味が載っています。
他にも「よろしく」の意味はあって、「よろしく」を深めていくと面白いので、ぜひ読んでみてください📖↓
https://san-tatsu.jp/articles/172129/
相手に〝好意的な意味で受け取らせる”「よろしく」はつくづく便利な言葉ですね。
「よろしく」が、江戸時代の歌舞伎の台本にも登場していたとは、驚きです🫢
言葉の意味を考えながら、時と場合に応じて、挨拶ができると素敵ですね✨
ところで、
これから発表会に向けて、団体稽古が増えてきます…!
そこでは、先生と1対1ではなく、
ほかの出演者のメンバーや、
会のお手伝いをしてくださる方、
お稽古の会場を管理されている方など、
たくさんの方にご挨拶することになります。
そこでのご挨拶は、
「お願いします」
に統一しましょう。
なぜ統一するのかといえば、
みなさんが口々に
「よろしくお願いします」
「お願い申し上げます」
「よろしくお願いいたします」
とバラバラの挨拶をしていたら、
まとまりが無いように感じられてしまうからです。
また、限られた時間で多くの合わせ稽古をするために、
「よろしく」や「いたします」をつけずに、シンプルに「お願いします」のみに統一します。
掛け声のように歯切れよくなりますから、一斉に
「お願いします!」
と挨拶することで、団結力を高めていきましょう♪
(友達同士で「おはよう」「おはよう」の挨拶が飛び交う中に一人だけ「ごきげんよう」と言う人がいたら、目立ちますよね。ちょっと距離を感じます。
逆に、「ごきげんよう」「ごきげんよう」の挨拶が飛び交う中で「おはよう」というのも、場違いな感じがします。
同じ挨拶をすることは、同じコミュニティの人間ですよと表現することなのです。)
🐤🐤
ちなみに、
「お願いいたします」は○
「お願い致します」と漢字で書くのは△とされています。
「致す」と「いたす」については、チョット難しいですが、気になる方はご参考までに読んでみてください(2件):
②https://www.americanexpress.com/ja-jp/benefits/good-news/work/itashimasu/
また、「よろしく」を「宜しく」と書くこともありますが、これは常用漢字外で、慣習的な読み方です。こちらもご参考までに↓
https://precious.jp/articles/-/36036
🐤🐤
Sakura wrote this report.🐶