礼節を重んじる-1

マナーや礼儀を守ることは、他人と接するときに大事なことです。
ですが、家族間やお友達など親しい間柄でも
「親しき中にも礼儀あり」ということわざもあります。
「親しき仲にも礼儀あり」とは、“親しみが過ぎて遠慮がなくなると不和のもとになるから、親しい間柄でも礼儀を重んじるべきである”ということわざです。
親しい間柄だからこそ、良い関係を保つために相手への気遣いが大切だという事です。
本題に入ります。
「礼節」を簡単に説明すると「礼儀と節度」を意味する言葉です。
「礼節」と「礼儀」の意味は、密接した関係にありますが異なる意味を持つ言葉です。
「礼儀」の意味は、「社会の秩序を維持するために人が守るべき行動や作法、敬意の表し方」。
礼儀の例を挙げると「人と会ったとき、きちんと挨拶ができる」「丁寧な言葉遣いをしている」など…。「基本的なマナーや常識的な行動」のことです。
「礼儀」は、表面的な作法だけでなく、内面的にも相手を敬っていることが重要。
いくら表面的には礼儀正しく見えても内面が伴っておらず、
一方的に押し付けているだけの「礼儀」は相手にも伝わります。
こういった態度の人に足りないものが「礼節」です。
「礼節」は「礼儀に対し、節度が加えられていること」
「節度」には「度を越さない」「ほどほど」といった意味があります。
つまり、「礼節」とは「状況や相手に応じて、程よい礼儀を示すこと」を表しているのです。
そのために必要なものこそが相手に対する敬意や慎みの心。
常に相手のことを考え、相手が心地よく思うような心の伴った礼儀のことを「礼節」と呼びます。
・初対面の人や目上の人には敬語を使う
・挨拶は目を見てきちんとする
・親切にされたらお礼をつたえる
ほかに何がありますか?一緒に考えてみましょう!by稀世花